2017年8月1日(火)、2日(水)の午後に、八戸工業大学第二高等学校のサマーサイエンスプログラムHIT-SSPが開催されました。サマーサイエンスプログラムでは、高校生が大学の授業や研究などを体験しました。工学部システム情報工学科では、「ゲーム制作を通じて、プログラミングを学ぼう」というテーマで、講義を体験していただきました。
受講生は1、2年生計10人。ほとんどの受講生は、この講義ではじめてプログラミングを体験することになりました。
プログラミングに使用したのはMITメディアラボのミッチェル・レズニック先生たちのグループが開発したScratchです。最初にScratchが作られた背景をTEDのミッチェル・レズニック「子供達にプログラミングを教えよう」などを通じて学んでいただき、各国でのプログラミング教育への関心の高まりを紹介しました。その後、Scratchを使い、プログラミングのエッセンスである構造化プログラミング(順次、繰り返し、分岐)、変数やイベント処理や並行実行や関数などを学びました。そして、「モグラたたき」や「シューティングゲーム」などを制作し、理解を深めました。その後、サンプルなども参考にしながら、オリジナルゲームを作りました。
最後に、これらのプログラミングの発展・応用例の一つとして、ゲームエンジンを使って開発されたOculusやHTC Viveなどを利用するVRコンテンツを体験していただきました。
受講生の中には、1日目が終わると、自宅でScratchのアカウントを作り、いろいろ作った方もいたようです。
楽しんでプログラミングのエッセンスを学んでいただけたなら幸いです。是非、進路を考えるときの参考にしてください。