3つのポリシー

ディプロマ、カリキュラム(学習・教育到達目標)、アドミッションの3つのポリシーについて紹介します。

令和4年度以降入学の方は「工学科システム情報工学コース」、令和4年度以前入学の方は「システム情報工学科」です。

ディプロマ・ポリシー: 学習・教育到達目標

工学科(システム情報工学コース)※令和4年度以降入学

工学科では、機械工学、電気電子通信工学、システム情報工学、生命環境科学、建築・土木工学のいずれかの分野において所定の教育課程を修め、以下の資質・能力を身につけたと認められる学生に対し、「学士(工学)」の学位を授与します。

  1. 社会人としての良識と倫理観、地域社会に対する理解ならびにグローバルな視野
  2. 専門分野の基盤となる基礎知識とこれらを活用して社会の発展に貢献できる力
  3. コミュニケーション能力と国際人としての姿勢
  4. 基本的な専門知識と応用・展開力の素養
  5. 実社会において実務に対処しうる課題解決能力・チームワーク力、自ら積極的・継続的に学んで行動する力
  6. 北東地域における科学技術の動向への関心

システム情報工学科※令和4年度以前入学

システム情報工学科の学習・教育到達目標に基づく所定の教育課程を修め、情報通信技術(ICT)および情報関連分野における以下の資質・能力を身につけたと認められる学生に対し、「学士(工学)」の学位を授与します。

  1. 社会人としての良識と倫理観を備え、地域社会への関心をもつとともに、地球的視野を身につけている。
  2. 専門分野の基盤となる基礎知識をもつとともに、これらを活用して社会の発展に貢献できる。
  3. コミュニケーション能力と国際人としての素養を身につけている。
  4. 情報技術の専門知識と応用展開能力を身につけ、社会の課題に対して実践的に対応できる。
  5. 自ら積極的に学ぶ意欲および時代変化に継続的に対処する能力をもち、情報技術の融合によって課題解決できる。

カリキュラム・ポリシー

工学科(システム情報工学コース)※令和4年度以降入学

工学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を備えた人材を育成するために、次のような教育課程編成・実施の方針を定めています。

1.教育課程の骨格

カリキュラムを、「キャリア教育科目」、「総合教養科目」、「AI・データサイエンス科目」、「共創教育科目」、「工学基礎科目」、「専門科目」、「工学発展科目」、「特別専攻科目」で編成します。

2.教育課程の編成

  1. キャリア教育科目:高校教育から大学教育への円滑な移行と将来のキャリアプランニング、さらに倫理観・規律性、社会的責任感を涵養するための科目を配置します。
  2. 総合教養科目:幅広い視野と教養、コミュニケーション・スキルを養うため人間科学、国際コミュニケーション、体育科学、総合学際の4分野にわたる教養科目を配置します。
  3. AI・データサイエンス科目:情報リテラシーを修得するとともに、AI技術、データサイエンスの基礎力および実践・応用力について学ぶための科目を配置します。
  4. 共創教育科目:北東北を中心とした地域社会と工学分野の包括的な理解、ならびに工学とデザインの分野を融合した学びを誘導する科目を配置します。
  5. 工学基礎科目:専門科目の学習に必要な数学、自然科学、実験に係わる科目を配置します。
  6. 専門科目:機械工学、電気電子通信工学、システム情報工学、生命環境科学、建築・土木工学のいずれかの分野について基礎的な知識と学力を修得し、それらを応用・展開できる能力を修得することを目的に基礎分野と応用分野から構成される科目を配置します。さらに企業などにおけるインターンシップ、より総合的な学習や特定領域における研究活動を行うための卒業研究を配置します。これらの科目群を通じて総合的な判断力や継続的な学習力、チームワーク力、リーダーシップ力、社会の変化に対応できる柔軟な思考力および課題解決能力を養成します。
  7. 工学発展科目:工学分野の発展プログラムとして、原子力工学、ロボット工学、海洋学の各分野の科目群を配置します。
  8. 特別専攻科目:少人数による分野横断型の教育を通して高度な応用・展開能力を修得することを目的として、解析、特別専攻プロジェクト、特別専攻ゼミナールの科目群を配置します。

3.教育課程の実施

  1. 将来の進路や取得可能な資格の希望に応じて機械工学、電気電子通信工学、システム情報工学、生命環境科学、建築・土木工学の各コースが設けられ、2年進級時にコースを決定します。各コースには、その人材育成像に応じた履修プログラムとして修了要件を設定します。
  2. 必修科目・選択必修科目・選択科目を適切に配置し、技術者として必ず身につけるべき共通の素養と、自らの興味・関心に基づく多様な分野の知識をバランスよく修得できるよう配慮します。
  3. 工学基礎科目・専門科目においては、理論・知識を学ぶための講義科目と、学んだ知識の習熟および課題発見力・解決力の醸成のための演習・実験科目を連携的・系統的に配置します。
  4. 実験・実習・演習などの科目を通じて実践的な教育(PBL)を充実させ、講義で学んだ知識を活用し、さらに理解を深めて応用力を養うとともに、新たな課題を自ら発見し解決する課題解決能力を養成します。これらの科目の修得の過程で自己管理力、チームワーク力、リーダーシップ力が身につくよう運営します。
  5. 工学関連分野の横断的な学習を可能とするため、他のコースの専門科目も履修できるよう配慮します。
  6. 学生の主体的・能動的な学びを促進するため、演習・実習科目はもとより講義科目についてもアクティブ・ラーニングを積極的に導入します。
  7. ネットワーク環境とITルームなどを充実させることで、大学での授業・教育に加えて、自宅での自律的な学習においてもICT機器の積極的な利用を促進します。また、通常の授業でも視聴覚機器を積極的に活用し、理解度の向上に努めます。

4.学修成果の評価

授業科目については、到達目標や成績評価の基準と具体的評価方法をシラバスに明示して学生に周知し、公正で厳格な成績評価を実施します。

システム情報工学科※令和4年度以前入学

システム情報工学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を備えた人材を育成するために、次のような教育課程編成・実施の方針を定めています。

  1. 教育課程の骨格カリキュラムを、「導入転換科目」、「総合教養科目」、「工学基礎科目」、「専門科目」で編成します。社会と接点のある豊かな人間性と総合的な判断力、ならびに社会の変化に対応できる柔軟な思考力や幅広い視野に立った理解力を養成します。社会の発展に貢献する情報技術について国際的視野にたった教育を実施し、教養と倫理観を備え時代の変化に対応できる幅広い能力をもった技術者を養成します。
  2. 地球的視野と地域社会への関心を身につけた人材を養成する教育を実施します。地域社会への関心を喚起するための教育を実施し、情報技術者として地域社会の課題についてグローバルな視点から意見を表現できる技術者を養成します。情報技術が地域社会に及ぼす影響や情報技術者としての社会的責任を理解できるように、アクティブ・ラーニングなどの授業を展開し、地域社会の課題について多面的な視点から課題を解決できる素養を養成します。
  3. 専門分野の基礎知識をもち、社会の発展に貢献できる人材を養成する教育を実施します。自然科学の基礎知識と工学の基礎知識、そして情報技術の基礎知識を習得する科目を充実させ、自然科学の基本的な性質や現象を理解し、工学や情報技術の基礎的な知識を課題の解決に活用できる人材を養成します。
  4. コミュニケーション能力と国際交流の素養を身に付けた人材を養成する教育を実施します。グループワークを通して口頭発表力を養うための教育を実施し、質問の意図を理解し、自分の意見を明確に応答できる人材を養成します。情報技術の専門用語を含む英語など外国語について、文章の内容を理解し、文章を作成できる素養をもった人材を養成します。
  5. 情報技術の専門知識と応用展開能力によって、実践的な対応ができる技術者を養成する教育を実施します。ソフトウェアの基礎知識を養い、その制作力を養う教育を実施することで、ソフトウェア設計の概念を理解し、仕様に基づいてプログラムを制作できる技術者を養成します。システムの基礎知識を養い、その実習科目において応用力を養う教育を実施することで、システムの数理的な概念を、システム構築に応用できる技術者を養成します。情報ネットワークの基礎知識を養い、構築力を養う教育を実施することで、仕様に基づいてネットワークを構築できる技術者を養成します。
  6. 積極性と継続力をもち、融合された情報技術によって課題を解決できる技術者を養成する教育を実施します。自発的で継続的な学習意欲を養うための教育を実施し、計画的に課題を解決できる技術者を養成します。デザイン能力を養う教育を実施し、複数解が存在する課題に対し、具体的な解決法を立案できる技術者を養成します。

アドミッション・ポリシー

工学科(システム情報工学コース)※令和4年度以降入学

工学科

工学科は、高い倫理観、工学の専門知識と高度な応用展開力、論理的・創造的思考力やコミュニケーション能力を身につけ、異なる分野の人とも協調して課題解決にあたることができる人材の育成を目指しています。

工学科は、機械工学、電気電子通信工学、システム情報工学、生命環境科学、建築・土木工学の5コースの教育体制を取っており、工学科の目的ならびにそれぞれのコースの学びに強い関心があり、これらの能力を身につけて地域や社会で活躍したいという目標を持って主体的に取り組む人を受け入れます。

工学科システム情報工学コース

システム情報工学コースでは、マルチメディア、ネットワーク、セキュリティ、システムなどの情報分野および情報関連分野などについて学びます。

システム情報工学科※令和4年度以前入学

パソコンや携帯端末、家電製品や自動車、インターネットからゲーム機にいたるまで、私たちの身の回りはICT(情報通信技術)が支えています。そして、ソフトウェアおよびコンテンツ産業は成長著しい分野です。システム情報工学科は、将来こうした情報社会を築く人が、興味を持って学んで行ける場です。これからの情報社会を支えるエンジニアとして活躍できる、高い倫理観、工学の基礎学力と情報技術に関わる専門知識、グローバルな視野、コミュニケーション能力を身につけ、異なる分野の人とも協調して課題解決にあたれる人材を育成します。

コンピュータや情報機器に興味を持ち、ソフトウェアの制作や利用にたずさわる仕事に関心があって、高い倫理観をもって情報社会に貢献することを志し、情報技術の修得に真摯に取り組んで自ら学ぶ努力を惜しまない人を受け入れます。

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