プロの音楽家による演奏を交えた自動採譜装置に関する合同授業を実施

 12月20日(木)、小坂谷壽一教授による合同授業が実施され、システム情報工学科1,2年生約140名が受講した。授業のテーマ「電子楽譜(ひょうたんから駒!)」で、この装置が出来上がるきっかけから応用展開に至るまで、エピソードを交えて紹介した。特に締めの言葉の「偶然は必然なり!」、「自分の可能性に自ら蓋をするな!」には学生自身が納得した様子で聞き入っていた。
 引き続きこのテーマに関連して、日頃から音楽的アドバイスを頂いている八戸市出身のソプラノ歌手間口友美氏、並びに数多くの国際的コンクールに上位入賞しているピアニスト佐藤慎悟氏による演奏が催された。曲目はオペラのアリア、クリスマスソングや映画音楽迄多岐に渡った。間口氏はこの中で2曲ほどオーケストラのカラオケをバックに歌ったが、驚くべき事にマイクを一切通さないにも関わらず、その歌声は1番後ろの学生席迄ハッキリと聴こえた。学生達は、普段授業で味わえない生の迫力に大いに圧倒された様子であった。
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 また、佐藤氏のピアノ独奏による華麗な響きには、暫し夢心地の気分を味わった。このピアノ演奏中にハプニングが発生した。楽譜が途中で譜面台からずり落ちたのである!どうなる事やらと心配を尻目に、佐藤氏は平然と最後迄間違わずに演奏した。結局、氏は予め全てを暗譜していたのだった。恐るべきプロ魂!この格調高いクラシック演奏の合間に、小坂谷教授が息抜きと称し、エレキ三味線を使って「津軽じょんがら節」を弾いた。しかも曲想がロックに似ていると言って、途中から学生に手拍子をさせ“デイ―プパープル”の「スモークオンザウオーター」を三味線でかき鳴らしたのであった!学生達から笑い声が漏れたのは言うまでも無い。この合同授業に対する学生達のアンケートは極めて好評で、特に間口氏、佐藤氏の演奏には感動を新たにし、再びこのような授業を開催して欲しいとの意見が数多く寄せられた。
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