「自動採譜装置」を使って合同授業

 6月11日、小坂谷壽一教授によるシステム情報工学科の合同授業(1,2年生、計140名対象)が実施された。授業のテーマは「自動採譜装置の進化」で、この装置が出来上がるきっかけから応用展開に至るまで、最新の事例を交えて紹介された。引き続きこのテーマに関連して、日頃から音楽的アドバイスを頂いている八戸市出身の西川流(日本舞踊、小唄・端唄)名取り西川鯉一二先生(八戸市文化功労者)、並びに津軽三味線全国大会三年連続優勝者の松田隆行先生(八戸文化大使)による演奏と踊りが披露された。学生達は、普段授業では味わえない優雅な踊りと生演奏の迫力に大いに感銘を受けた様子であった。この合同授業に対する学生達のアンケートは極めて好評で、再びこのような授業を開催して欲しいとの意見が数多く寄せられた。
西川先生2m
<西川先生による踊り>
松田先生2m
<松田先生による演奏>

 合同授業終了後、お二人の先生方は「自動採譜装置」の在るメデイアスタジオに移動し、松田先生がエレキ三味線を弾いて「津軽じょんがら節」を含む数曲の採譜作業を行った。その結果、松田先生の感触では「南部俵積唄」は、ほぼ100%の精度で採譜、「津軽じょんがら節」は、80~85%の精度での採譜率との事であった。小坂谷教授は、今後、数カ月に1回程度、松田先生に採録をお願いし、更に装置の精度向上に努めたいと話されていた。今後の、進展を大いに期待したい!
メデイアスタジオにて自動採譜装置で録音風景1m
<自動採譜装置による録音風景①>
録音風景2m
<自動採譜装置による録音風景②>

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