（A）社会人としての良識と倫理観を備え、地域社会への関心をもつとともに、地球的視野を身に付けた人材
(A-1) 倫理観：情報技術が社会や環境に及ぼす影響を理解するとともに、情報技術者としての社会的責任を理解していること。
(A-2) 地域社会への関心：地域社会の課題についてグローバルな視点から捉えて、意見を表現できること。
(A-3) 地球的視野：情報技術の社会への導入について、グローバルかつ多面的な視点からその効用と課題を理解していること。
（B）専門分野の基盤となる基礎知識をもつとともに、これらを活用して社会の発展に貢献できる人材
(B-1) 自然科学の基礎知識と応用力：物理あるいは化学の基本的な性質や現象を理解し、実験により確認できること。
(B-2) 工学の基礎知識と応用力：情報技術に関連する数学の基礎知識（微分、積分、線形代数など）や工学の基礎知識を習得するとともに、課題の解決に応用できること。
(B-3) 情報技術の基礎知識と応用力：情報技術の基礎的な知識を習得し、課題解決に応用できること。
（C）コミュニケーション能力と国際人としての素養を身に付けた人材
(C-1) 文章表現力：習得した知識ならびに自分の意見を文章によって論理的に表現できること。
(C-2) 口頭発表力：習得した知識ならびに自分の意見を聴衆に対して明確に提示し、質問の内容や意図を理解して適切に応答できること。
(C-3) 国際交流の素養：情報技術を含む工業英語について、文章を読んで内容を理解し、文章を作成できるとともに、対話できる素養をもっていること。
（D）情報技術の専門知識と応用展開能力を身につけ、社会の課題に対して実践的に対応できる技術者
(D-1) 情報数学の基礎知識と応用力：情報工学の習得に必要な数理的知識（離散数学、確率・統計、情報数理）を理解しているとともに、数理的な課題の解決に応用できること。
(D-2) 情報技術の専門知識：情報分野の専門的な知識と技術を習得し、課題の解決に応用できること。
(D-3) ソフトウェア制作力：ソフトウェア設計の概念ならびにアルゴリズムの理論を理解するとともに、仕様に基づいてプログラムを制作できること。
(D-4) システムの基礎知識と応用力：システムの数理的な概念を理解するとともに、システム構築に応用できること。
(D-5) ネットワーク構築力：情報ネットワーク設計の概念を理解し、仕様に基づいてネットワークを構築できること。
（E）自ら積極的に学ぶ意欲および時代変化に継続的に対処する能力をもち、情報技術の融合によって課題解決できる技術者
(E-1) 自発的・継続的学習意欲：未解決の課題に対して、自ら情報を収集し内容を理解して、解決に当たれること。必要に応じて新たな知識を獲得し、計画的かつ継続的に課題を解決できること。
(E-2) デザイン能力：複合的で解が複数存在する課題に対して、創造力（既存の原理や知識を組み合わせて、新しい概念を創り出す能力）をもって、問題解決に向けた具体的な方針を立案できること。
(E-3) 計画的推進能力：期間や費用など、与えられた制約のもとで計画的に仕事を進め、まとめられること。