2019年2月21日(木)に、青森駅前のアウガで、第2回RISTEXプロジェクトシンポジウム2019「高齢者の詐欺被害を防ぐしなやかな地域連携モデルの研究開発: 詐欺脆弱性判定アプリで自己防衛力を向上させる」が開催されました。
シンポジウムでは、システム情報工学科の小久保温教授が開発に参加している「わたなべ教授のサギ抵抗力しんだ〜ん」アプリが発表され、参加者のみなさんにアプリを体験していただきました。
「高齢者の詐欺被害を防ぐしなやかな地域連携モデルの研究開発」は、科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)の「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域・プログラムに採択されたプロジェクトです。高齢者の詐欺被害を防ぐために、自分の心理特性を知るアプリを開発し、地域で連携して取り組んでいます。
アプリでは、人間の心理特性などに関する質問に答えていくと、サギに対する抵抗力と詳しいアドバイスが表示されます。診断には、研究代表者の秋田県立大学の渡部諭教授の認知心理学に関する研究や、青森大学の澁谷泰秀教授の計量心理学に関する研究成果が活用されています。Web開発が専門の八戸工業大学工学部システム情報工学科の小久保温教授は、それらの研究成果を活かしたアプリの仕様策定やベースとなる設計や診断アルゴリズムのプログラムなどを担当しています。
現在、質問の数が多く回答するのに時間がかかりますが、詳しいアドバイスが表示されます。今後は、みなさんの回答データの分析をもとに、より少ない設問で精度が高く、より使いやすいアプリを目指します。
みなさんもぜひ、おためしください。